-
- 情報や意思を伝達する通常の発話 (平叙文) や命令文, 疑問詞のある疑問文では, 原則として文末を下げます。
- コンマや und で複数の事柄を列挙するときや, aber や oder で前後の事柄を対比する場合は, 後に続く事柄があることを示すために先行する語や句の末尾を短く上げるなど高さを保ち, 最後に一気に下げます (☞イントネーション(2))。
- 文末で発話上の声域の底辺 (☞リズム練習)までしっかり落とすことが大切です。日本語の感覚で中途半端な高さに終わると, まだ話が終わらないように受け取られてしまう可能性があります。
発音してみよう
次の3層に分かれた図は,言葉を発する際の人の声域を表します。– は音節を表します。記号 [´] でマークしてあるのは文アクセントのある音節です。高さの変化を指でなぞりながら発音してみましょう。
彼らは絵を描く。
私はトーマスといいます。
彼女は走るのが速い。 / 彼も一緒に来る。
私は美術と音楽を専攻している。
バスが駅に着く。
ここは駐車してよい。
私たちはもうそれをやってしまった。
子どもたちはもう昼食をとった。
これは私の妻の別荘です。
彼は中古自転車を一台買った。
彼はその中古自転車を買った。
ここに駐車するな。 / 彼女に手紙を書きなよ。
君たちはどこで働いているの?
その車は誰のですか?