- 文には, 内容上いくつかの言葉のまとまりがあります (☞リズム練習)。短い文では, 一つの文が一つのまとまりとなります。一つのまとまりは, 一つの語のように発音します。複数の語にまたがっていても間を置かず, 全体として強弱をつけましょう。
- 一語一語にアクセントがあっても, 発話では内容的に重要な語と重要でない語が区別され, 重要な語だけに文中でアクセントがつき, 相対的に強く発音されます。アクセントのつかない語は, 弱く速めに発音します。
- 文全体では, 基本的に文末や文末に近い重要な語が特に強く発音されます (文アクセント)。文が複数のまとまりから成る場合, それぞれに特に強く発音される語があってアクセントも複数になりますが, 文末に近いものが文アクセントとなります。
発音してみよう
大小の○は音節(母音1つを含む音のまとまり)を示しています。赤丸は文アクセントのある音節です。大きい白丸は文中で語アクセントがつく強音節,小さい白丸はアクセントのない弱音節を示します。下線で結ばれた部分はひとまとめに発音しましょう。
私はトーマスといいます。
私はマンハイムに住んでいます。
彼女は走るのが速い。
それらの木は大きい。
私は美術と音楽を専攻している。
私は彼を知っている。
彼も一緒に来る。
バスが駅に着く。
ここは駐車してよい。
私たちはもうそれをやってしまった。
子どもたちはもう昼食をとった。
これは私の妻の別荘です。
彼は中古自転車を一台買った。
彼はその中古自転車を買った。
君たちはどこで働いているの?
その車は誰のですか?